4_東谷地山(416.72M)2014.5.4
![]() | 4等三角点「東谷地山」 場所:傾城森山頂(宮城県七ヶ宿町) MAP 緯度経度:緯度37°58′54″.5631 経度140°27′16″.5131 |
南蔵王へキャンプへ行ったついでに三角点探索。
七ヶ宿ダムのすぐ上流にある、傾城森。
国道113号沿いに大きな駐車場があり、ゴールデンウィーク中でも余裕で停められた。
ここは手前に山伏森、奥に傾城森という二つのピークがある。下の写真の角度からだと傾城森のピークが良く見えない。

看板には標高394.5mとなっているが、最新の国土地理院の成果では、三角点の標高が416.72mとなっている(2014年03月13日に標高改算した模様)。
山頂は三角点よりも20m以上高い位置にあるので、ずいぶんと標高が変わってしまったようだ。

傾城森山頂へ行くには、赤いつり橋を渡って20分程度登る。鳥居をくぐって階段を上り始めると川の水音はすぐに聞こえなくなった。

しばらく行くと、山伏森と傾城森の分岐点に出た。ここは迷わず傾城森へ向かう。

さらに行くと、T字路に出た。ベンチがあり、その後ろになんか白い杭がみえるぞ…!

あったー三角点!

金属標でした!建設省時代のもの。

うーん、しかし金属標はなんか安っぽいなあ。。。
設置は楽なんだろうけど、標石の方が重厚感があってよいと思いマス(´▽`)
さて、三角点に別れを告げ、さらに先を進む。山頂まではまだ階段が続く。ここから先の階段は段の間隔が狭すぎてなかなかしんどい。

山頂に出た。祠と鳥居。

七ヶ宿湖が一望できる。こどもの日が近いので、よく見ると橋のところにたくさん鯉のぼりがつけられていた(残念ながらこの写真ではつぶれて見えない)

山頂からの景色。不忘山がきれいに見えた。

景色を堪能して帰ろうとしたところ、怪しげなものを発見!
なんか、さっきの三角点より立派な標石…

「補点」(点は旧字体)っとはっきりと読める。

裏側は。。。写真ではよくわからないが、触ってみると「山」と彫ってあった。

ということは、ニセ三角点、いや、農商務省山林局の三角点ではないですか!
明治時代後半に設置された農商務省山林局による三角点には「主三角点」「次三角点」「補点」の3種類があるらしい。
今でも東北地方各地に標石が残されているとのこと。
うーん、いろんなとこにあるもんだなあ!
下りはあっという間。

なお、帰りに山伏森に寄ろうかと思ったものの、同行者がお疲れの模様だったのでまっすぐ降りました。
そっちは三角点もないし、まあいっか。。。