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2等三角点「西吾妻山」
場所:西大巓山頂(山形県米沢市)
緯度経度:東北地方太平洋沖地震の影響による基準点成果異常により不明(+37.734004, +140.127694くらい)
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深田久弥の日本百名山にも指定されている西吾妻山は2000mを超える吾妻連峰の最高峰だが、山頂の見通しは悪く三角点もない。2等三角点「西吾妻山」は、その隣の西大巓の山頂に設置された三角点である。写真は西吾妻山方面から見た西大巓。登山道がくっきりと刻まれている。
西大巓山頂。ここからは見晴らしがよく、桧原湖、その上には雄国沼、遠くには猪苗代湖が見えた。そして白っぽい標石が。
まるで墓石のように積み上げられた四角い石。
横から見ると、上の石はただ乗せられているだけなのがわかる。ちょっと持ち上げてみた。
やはり、この十字。磐石である。(→
標石の構造)柱石だけ露出したのであれば、すぐ復旧できるのだろうけど、磐石まで見えるのではもうこの三角点は使えない。国土地理院のサイトで確認したところ、やはり「亡失」扱いになっていた。
表面もだいぶ磨耗しているようだ。かろうじて「三」の字だけ読めた。
昨年、磐梯山の三角点復旧工事が行われていたけど、ここも直したほうがいいにょ…